アクロテース目次あとがき
新 刊 「アクロテース」 目 次
1 惑 星 1
2 探偵の探偵 4
3 陽物切断事件 6
4 真夏の惨劇~寝屋川猟奇殺人事件 9
5 現代のエクソダス――カナンの地へ 12
6 勝利への執念――史上最大の番狂わせ 14
7 安保法制――集団的自衛権 16
8 スベクヒャン(守百香)제왕의 딸, 수백향 18
9 スベクヒャン(守百香)[ 2]제왕의 딸, 수백향 23
10 TPP交渉 31
11 ジャスミン革命の結末~統治と安定 33
12 横浜傾斜マンション問題 34
13 体操日本37年ぶりに~ 36
14 欲情について――アダルトビデオ 37
15 中国情勢――中国経済、南シナ海 42
16 政治利用される死 44
17 少子高齢化社会の問題~姥捨山の月、蟻通しの明神 46
18 オルフェウス~ヴェーラ 51
19 ≪中庸≫について~アクロテースとしての 59
<あとがき>
「アクロテース」は2015年の7月から12月までの約半年間のブログの文章を集めたものである。タイトルは最終のブログ、アリストテレスの中庸論に出てくる"アクロテース"(頂極)を採った。
■ 日本の戦後史の修正が相次いでいる。安保法制、沖縄基地問題、従軍慰安婦問題、原発再稼動問題~かなりあわただしいテンポで改革は進んでおり、2020年の東京オリンピックに向けて、日本が戦後の第二期を迎えようとしていることが、よくわかる。アジア史の中で高まる波濤はとめどなく続いて、各国が国の再編成の次期を迎えてしのぎを削っている。この民族ナショナリズムの動向をどう受け止めるかが次代の新しいアジアのポジションを決めていくのだろう。
■ 政治外交的なことを考えているとキリがない。
もっと哲学の基本にたち帰って人倫・政治学の基本理論を提起できなければならないのに、世間では、ただ時務情勢論だけが、かまびすしい。
折りしも、12月25日(北野の終い天神の日)には、皓々たる満月を楽しむことできた。
菊正の満月に酔う終い天神
2015.12.29